チンチラって、かわいすぎませんか。
いや、顔もかわいい。
動きもかわいい。
でも、やっぱり一番すごいのはあの毛です。
あの、異次元のもふもふ。
「なんでこんなにふわふわなの?」
「水に濡れたらダメって本当?」
「抜け毛が多いけど大丈夫?」
「ブラッシングって必要なの?」
チンチラを飼っていると、毛に関する疑問ってけっこう出てきます。
ということで今回は、チンチラの毛について語りつくします。
毛の密度、砂浴びの理由、抜け毛、ブラッシング、そして毛皮として利用されてきた悲しい歴史までまとめました。
チンチラのもふもふを愛でつつ、ちゃんと守るための記事です。
この記事を書いた人
ヌクレオチド・ノナ
チンチラの毛って、なんであんなにもふもふなのでしょうか。
理由はシンプルです。
それは、密度がすごいからです
いや、多すぎる笑
毛の密度がすごすぎるからです。
チンチラは、1つの毛穴からおよそ50〜75本ほど、資料によっては平均80本ほどの毛が生えると紹介されることがあります。
いや、多すぎない?
人間は1つの毛穴から数本程度なので、もう比べる相手を間違えているレベルです。
そりゃ、もふもふになります。
そりゃ、異次元になります。
そりゃ、顔をうずめたくもなります。
※本当に顔をうずめると嫌がられる可能性が高いので、そこはチンチラ様の気分を最優先してください。
この高密度の毛は、チンチラがもともと南米アンデス山脈の寒く乾燥した地域で暮らしていたことと関係しています。
寒さから体を守るために、あのふわふわの毛が発達したわけです。
つまり、チンチラの毛はただのかわいい装備ではありません。
天然の高性能ふわふわ防寒着です。
かわいい。強い。でも繊細。
チンチラを見ていると、なんだかまるまるしていて、もちもちしていて、ずっしりしていそうに見えます。
でも、あれはだいたい毛です。
中身は想像よりずっと細いです。
チンチラって、毛のボリュームでかなり大きく見えます。
だから、もふもふの見た目だけで「丈夫そう」と思ってしまうと危険です。
実際には、体はとても繊細です。
骨も細く、落下や強くつかむことによるケガには注意が必要です。
特に抱っこや保定をするときは、
・強くつかまない
・高い場所で無理に抱かない
・嫌がって暴れそうなら無理をしない
・ケージや部屋んぽ中の落下ポイントを減らす
このあたりは本当に大事です。
もふもふだから丈夫、ではありません。
もふもふだからこそ、見た目にだまされない。
チンチラ、かわいいけどガラスのもふもふです。
だから骨折には注意してくださいね
では、チンチラはどうやってあの毛並みを保っているのでしょうか。
答えは、ラノリンです。
ラノリンはチンチラの毛穴から分泌される物質です
化粧品にも使われるような毛艶をよくするための物質です
これがあることで、毛が絡まりにくく、汚れにくくなります
あんなにもっふもふなのに絡まらずにつやつやしているのです
そしてメンテナンスのために、砂浴びをします
砂の中でぐるんぐるん回って毛の中に砂を絡ませ毛のメンテナンスをします
初めて見たときはびっくりしますよね。
え、何してるの?
急にテンション上がった?
その動き大丈夫?
でも、あれはちゃんと意味のある行動です。
ラノリンは量が多すぎると逆に湿ってしまい、毛が絡まる原因になります
つまり…砂浴び+ラノリンがチンチラのきれいな毛の秘訣なのです
砂浴びについてはこちらの記事を参考にしてみてください
人間の感覚だと、汚れたら水で洗えばいいと思いますよね。
でも、チンチラに水浴びは絶対にNGです。
理由は、毛の密度が高すぎるからです。
チンチラの毛はあまりにも細かく、密集しています。
そのため、一度しっかり濡れてしまうと、毛の奥まで湿気が入り込み、乾きにくくなります。
乾きにくいということは、毛玉や皮膚トラブル、カビなどにつながる可能性があります。
人間ならタオルで拭いて、ドライヤーで乾かして終わりかもしれません。
でもチンチラはそう簡単ではありません。
そもそも、水で洗う前提の動物ではないんです。
チンチラにとっての清潔は、
水で洗うことではなく、
適切な砂浴びをすること。
もちろん、何か危険なものが体についてしまったなど、例外的に水を使わざるを得ない場面はあるかもしれません。
でも、普段のお手入れとして水浴びをさせる必要はありません。
「きれいにしてあげたい」という気持ちが、逆にチンチラの負担になることもあります。
愛があるからこそ、砂浴びです。
チンチラの毛は最高です。
でも、最高だからこそ注意点もあります。
チンチラの毛はとても細く、密度も高いです。
そのため、湿度が高い環境や砂浴び不足、体調不良などで毛並みが乱れることがあります。
毛が固まっている。
一部分だけぼさっとしている。
触ると毛玉っぽい。
そんなときは、飼育環境を見直した方がいいかもしれません。
特に湿度は大敵です。
チンチラは暑さと湿気が苦手です。
もふもふでかわいいけど、夏は本当に注意です
エアコン
除湿器
温湿度計
はマストで持っておきましょう!
チンチラには、ファースリップという特技?があります。
これは、強くつかまれたり、驚いたりしたときに、毛がごっそり抜けることです。
捕食者から逃げるための防御反応ともいわれます。
ファースリップ自体はチンチラの特徴のひとつです
なので、無理に捕まえたり、追いかけ回したりするのはダメです
チンチラの毛は、本当にすばらしいです。
やわらかくて、なめらかで、密度が高くて、軽くて、暖かい。
でも、そのすばらしさのせいで、チンチラには悲しい歴史もあります。
チンチラは南米アンデス山脈の寒い地域にすむ動物です。
その地域では、昔からチンチラの毛皮が利用されてきました。
柔らかくて暖かい毛皮は、とても価値のあるものとして扱われました。
寝具や衣類、装飾品として使われてきた歴史があります。
それがチンチラ乱獲の歴史につながります
価値に目をつけた人間によって、チンチラは大量に捕獲されるようになります。
チンチラの毛皮は高級品として扱われ、ヨーロッパなどでも広がっていきました。
その結果、野生のチンチラは大きく数を減らしてしまいました。
そして現在の絶滅危惧種になるほど数を減らしてしまったのです…
チンチラの歴史でよく出てくる人物に、マティアス・チャップマンがいます。
チャップマンは、チンチラの繁殖に大きく関わった人物として知られています。
現在ペットとして飼われているチンチラのルーツをたどると、チャップマンが関わった繁殖個体に行きつくと紹介されることもあります。
ただし、ここはきれいごとだけでは語れません。
チンチラを守った人。
チンチラの魅力を広めた人。
そういう面もあるかもしれません。
でも同時に、毛皮産業との関わりもあります。
繁殖の目的が、単純に「チンチラを助けたい」だけだったとは言い切れません。
ここが難しいところです。
ただ一つ言えるのは、今こうして私たちがチンチラと暮らし、チンチラのかわいさに毎日やられている背景には、そういう複雑な歴史があるということです。
チンチラ、かわいい。
でも、かわいいだけじゃない。
深いです。
ちなみにM日本でも「チンチラ=毛皮」の印象がある
今、チンチラと聞くと、ペットのチンチラを思い浮かべる人も増えてきたと思います。
でも、世代によっては「チンチラ=毛皮」と感じる人もいます。
私も、チンチラを飼っていると言ったときに、
「ああ、毛皮の?」
みたいな反応をされたことがあります。
最後に毛に関するQAです
適切な環境(温度・湿度)砂浴びのできる環境があれば、
ブラッシングは必須ではないです
嫌がる子にはさせないでいいです
それでもやりたい人はブラッシングに挑戦してみてください
我が家もトライしましたがダメでした..
店員さんや皆さんがおすすめしているコームはこちらです
一度試してみてもいいかもですよ
ありますが、わかりにくいです
3~4か月ごとに生え変わると言われています
それは大体季節の変わり目で、
5~6月くらいと10~11月くらいは特に毛が生え変わりやすいです
ですが…もともと抜け毛が多いので気づかないって方もいます
毛が最近よく抜けるなってときは大体換毛期です
チンチラは毛が多いので、抜け毛もあります。
ただし、抜け方によって注意が必要です。
全体的にまんべんなく抜けている場合は、通常の抜け毛や換毛の可能性があります。
でも、次のような場合は注意してください。
・一部分だけハゲている
・皮膚が赤い
・フケのようなものが出ている
・いつもよりかゆがっている
・同じ場所を気にしている
・毛を自分でむしっているように見える
・元気や食欲が落ちている
この場合は、ストレス、真菌、皮膚病、ケガなどの可能性もあります。
特に一部だけ毛が抜けている場合は、早めに確認した方がいいです。
チンチラの毛について語りつくしてみました
もふもふの秘密、わかりました????
チンチラの毛は、ただかわいいだけではありません。
南米アンデス山脈の寒く乾燥した環境に適応するための高密度な毛。
水ではなく砂浴びで守る繊細な毛。
抜け毛や毛玉、皮膚トラブルにも注意が必要な毛。
そして、人間に利用されてきた悲しい歴史を持つ毛。
知れば知るほど、チンチラの毛ってすごいです。
そして、知れば知るほど、大切にしたくなります。
飼い主としてできることは、
・温度と湿度を整える
・砂浴びできる環境を用意する
・水で濡らさない
・無理に触りすぎない
・抜け毛や皮膚の異変に気づく
・気になるときは早めに病院へ相談する
今日もチンチラのもふもふに感謝して生きていきましょう。
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